沈黙のあとに見えたもの。オランダのワークショップで端っこにいた私が、コーチとして伝えたいこと

ICF(国際コーチング連盟)という場所

あなたは「ICF」という言葉をご存知でしょうか。
これは International Coaching Federation(国際コーチング連盟)の略称で、
世界140カ国以上に広がる、世界で最も大きく権威のあるプロコーチの組織です。

私は先日、このICFの認定資格(ACC)を取得しました。
それは、オランダという異国の地でコーチとして生きていくための
「世界基準のパスポート」を手に入れたような感覚でした。
そして先日、そのパスポートを携えて、
初めて現地オランダ支部のリアルなミートアップ(交流会・勉強会)に飛び込んできました。

今回のブログでは、
そこで私が味わった「圧倒的な敗北感」と、
その先に見えてきた「コンフォートゾーン」のリアルについてお話しします。

1. 日本とオランダ、真逆のコミュニケーション地図

ワークショップのテーマは「From Cultural Friction to Team Flow」。
多国籍なチームがいかに文化の違いを乗り越え、
パフォーマンスを最大化させるかという、非常に現代的な問いです。

ワークの中で、
各国のコミュニケーションスタイルを
「直接的か間接的か」
「合意重視かトップダウンか」
といった指標でマッピングしました。

そこで驚いたのは、
日本が常にグラフの「端っこ」に位置していたことです。

  • 日本: 文脈(コンテクスト)を読み、直接的な表現を避け、和を重んじる。
  • オランダ: はっきり、簡潔に、直接的に言うことが誠実さとされる。

この違いを知識としては知っていましたが、
現場で20名以上の欧米系コーチたちに囲まれると、
その差は「圧倒的な壁」として私の前に立ちはだかりました。

2. 「発言できない自分」との対峙

議論が始まると、参加者は我先に手を挙げ、
自分の意見を主張します。

沈黙はほとんどなく、言葉が重なり合うように対話が進んでいく。
その熱量の中に、私はどうしても入っていくことができませんでした。

「何か言わなきゃ」と思えば思うほど、喉の奥が詰まるような感覚。
その時、私は自分の内側に潜む「教育の呪縛」を再発見しました。

日本の教育は
基本的に先生の話を静かに聞く「一方通行」のスタイルです。
目上の人の話を遮らない、
正解がわからないうちは発言しない、
謙虚であること。

それが「良い生徒」の条件でした。

6年間オランダに住み、
コーチとしての実績を積んできたはずの私の中に、
そのOSが今もしっかりと稼働していたのです。

結局、その日はほとんど発言できずに終わりました。。。。
プロのコーチとして、これほど居心地が悪く、
情けないと感じる瞬間はありませんでした。

3. 「居心地の悪さ」という成長のガソリン

しかし、帰り道の夜風に吹かれながら私は一つの確信を持ちました。
「この居心地の悪さこそが、今の私に必要なものだ」ということです。

心理学やコーチングの世界では、
私たちの心理状態を3つのゾーンで説明します。

  • コンフォートゾーン: 慣れ親しんだ、安心できる場所。
  • ラーニングゾーン(ストレッチゾーン): 挑戦が必要で、少し不安やストレスがある場所。
  • パニックゾーン: ストレスが強すぎて、学習が機能しない場所。

昨日、
私がいたのは間違いなく「ラーニングゾーン」の限界地点でした。
もし私が、日本人の友人たちとだけ過ごし、
慣れ親しんだ日本語だけでコーチングを続けていたら、
この「言葉にならないもどかしさ」を味わうことはなかったでしょう。

でも、
そこ(安住の地)に留まっている限り
私が見られる景色は今のままです。

新しい景色、まだ見ぬ自分に出会いたいなら、
私たちはあえて「居心地の悪い道」を選ばなければならなりません。

4. 「まずは行動した」自分を、誰よりも認める

コーチとして私が大切にしているのは、
結果の良し悪しよりも「プロセス」と「勇気」です。

今回、私は発言こそできませんでしたが、
「誰一人知らない、全編英語の、未知のコミュニティに飛び込んだ」
という事実は事実。

私たちはつい「完璧にできなかった自分」を責めてしまいます。
「もっと英語ができれば」「もっとうまく立ち回れれば」と。
でも、評価は後からいくらでもできます。
それよりも、「まずはその場に立ったこと」

その一歩を、自分自身で最大限に承認してあげること。
それが次の挑戦へのエネルギーになります。

5. あなたを「外側」へ連れ出す問い

私はこれからも、
オランダの地で「嫌だな」「怖いな」と思う場所に、
あえて身を置き続けます。

それが、異文化の中で葛藤し、
自らの枠を広げようとするクライアントさんに、
本当の意味で寄り添えるコーチであるための私の「修行」だからです。

最後に、あなたにお聞きします。
最近、あなたは「居心地の悪い場所」へ一歩踏み出しましたか?

もし、今の生活に停滞感を感じているなら、
それはあなたが「コンフォートゾーン」の中に長く居すぎているサインかもしれません。

完璧な準備なんていりません。
まずは、今の自分ができる精一杯で、新しい扉をノックしてみること。

その先に広がる景色を、いつか一緒に語り合える日を楽しみにしています。

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